2017.01.22 カテゴリ:子供を持つお母さんへ
野菜中心は絶対にNG! 〜子供編〜
脳の成長に悪影響
ヘルシーで健康的な印象のあるベジタリアン。
ビーガンのように「徹底的に野菜だけ」ではなくても「健康のためになるべく野菜中心にして、お肉をや油を極力とらないようにしてる」という人が多いのではないでしょうか。
大切なお子さんをアレルギー体質にさせたくないナドの理由もあり、オーガニックで栄養価の高いビタミンやミネラルをいっぱい摂ってもらおうと考えているのだと思います。
でもですよ!それが逆効果だったとしたら・・・どうしますか?
今日から3回に渡り、野菜中心を続けると人の体はいったいどうなるのか? ①子供編 ②ママ編 ③パパ編をお送りします。
まず、第一回目は「子供編」です。
<野菜中心の生活で子供の体はどうなる?>
実は、子供の脳に大きなダメージを与え、脳機能や心の発達を遅らせることになりかねないのです。
たしかに、野菜も大切ですが、体の発達や特に脳の成長には、お肉や脂(油)、乳製品がいかに大切かをお話ししましょう。
まず人間は、おおよそ水とタンパク質から出来ていているのはご存知だと思います。そして、そのタンパク質を作っているのが20種類のアミノ酸です。
植物や果物には、うま味や酸味、苦みなど美味しさに影響するアミノ酸は入っていますが、人間の体を作るほどのアミノ酸の量はありません。
子供の成長時期に体そのものを作るタンパク質(アミノ酸)が大量に必要になります。
また、体の筋肉や内蔵に指令を出したり感情を作り出す「脳内ホルモン」もすべて材料はアミノ酸。ですから、アミノ酸を摂らないとやる気や元気だけでなく、心の病気になってしまいます。
<大豆だけでは心の病気に!>
感情や精神を安定させているのが、脳内ホルモンのセロトニンなのですが、この材料がトリプトファンというアミノ酸とビタミンB6です。よく「タンパク質は大豆から摂っています」という方がいますが、大豆にはトリプトファンはありますが、ビタミンB6は入っておらず、大豆だけではセロトニン不足になってしまい、ひどい場合うつ症状が出てしまいます。ですから、お勧めしているのはトリプトファンとビタミンB6の両方が一度に摂れる豚肉です。これは、子供だけでなく大人にも重要な食材といえます。
<魚の脂が頭を良くする>
魚の皮や頭の部分に多いDHAという脂は、知能指数に関係しているという研究発表もあるくらい重要で、集中力や考える力、なんといっても脳の情報力の処理スピードが大幅にアップします。
体の免疫力に関しても、同じことがいえます。何故ならば、自分の体の自衛隊の役目をしている白血球も血液ですからタンパク質から作られます。野菜や果物では、血液は作られません。
<食物アレルギーは完全除去しては逆効果>
食物アレルギー、例えば卵アレルギーに関して言えば、離乳早期にゆで卵を少量づつ食べさせると予防できるという研究結果を国立成育医療研究センターが発表しています。あまり、小さな頃からアレルギーを恐がって制限するより、なんでも少量づつ食べさせて様子を見た方が良さそうですね。
よくバランスの良い食事をしましょうと言われますが、これは、全員に当てはまることではなく、年齢や男女でバランスを考えなければなりません。
成長過程のお子様に関して言えば、お肉や魚、卵、乳製品のような動物性タンパク質を摂るように心がけて、一緒に野菜や果物を摂る。そしてご飯も忘れずに!こういった考えに切り替えて下さい。
次回は「パパ編」を書きたいと思います。
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