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2008.05.14 カテゴリ:雑学

録音した声が違う訳

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男の子「教授!教授!」

パンダ「なんじゃ?ワシを登場させてシリーズ化でもしようと言うのか?」

男の子「結構、待って居たんじゃないですか?」

パンダ「まぁ良い!今日は何じゃ?」

男の子「いつも聞こう聞こうと思っていたのですが、録音した声が

  自分の声とは違うのですが、どちらが本当の声なのですか?」

パンダ「なるほど!良い質問じゃな」

  「確かに、録音した自分の声を聞くと違和感があるな」

  「ビデオで録った自分の声が流れてくると、こんな声なの?」

  なんて思ったもんだ。

男の子「何が違うのですか?」

パンダ「ズバリ、低音と高音の伝わりなのじゃ」

男の子「どういうことでしょう?」

パンダ「例えばじゃな、耳をふさいで声を出してみると分かる事じゃが

  低音が良く響くのじゃないかな?」

男の子「確かにそうですね、低い音が良く響きます」

パンダ「録音した声、つまり人が聞いている自分の声は低音部分が

  伝わりにくいのじゃな」

パンダ「音は、空気の振動で伝わるのは理科で習ったかな?」

男の子「そんな事くらいは!」

パンダ「空気の振動は、高い音は伝わりやすく低い音は伝わりにくいのじゃ」

  「サッカーの笛は、高い音ではないと遠くに届かない理由がそれじゃな」

男の子「と言う事は、自分の声が空気で伝わる時は

  高く聞こえると言うことですか?」

パンダ「ほう、理解が早いじゃないか」

パンダ「もう一つの理由があるのじゃ。自分の声は、骨を振動させて伝える

  骨伝導で聞く声と、空気で伝わって耳で聞く声と2種類同時で

  混ざった音を聞いているのだ。」

  「だから自分で聞く声は低く聞こえ、録音した声は少し高く聞こえる為に

  いつも聞いている声とは違うので、違和感があるのじゃな」

男の子「良く耳もとで、子供が高い声で喋るとうるさく感じる為に

  普段は、近いときは声も低めにするのは、その為だったのですね。」

パンダ「そうなんじゃな!」

男の子「教授の話は、いつも分かりやすいです。」

パンダ「又そうやって、分からなかったらスグ聞こうと思っているな?」

男の子「そうでもしないと、私がブログで登場できないので

  また、お願いします。」

パンダ「さすが、頼み上手」

なるほど!! 為になった音譜 と思ったらグッド!

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